べにばな学習会

教員採用試験
 私たち教職員組合山形地区支部は、1年限りの講師の先生方が、1日もはやく「教諭」として正式な教員になれるように応援しています。
 今日も19時から、「模擬授業」「作文」「討論」などを学習します。こうした人たちと一緒に学習していると、私たちも学ぶことがたくさんあります。
 これを「べにばな学習会」として今年で4年目です。
それにしても、学校現場にも正規雇用ではない「講師」という職業が定着してしまいました。どこに行っても、今は、いわゆる「幹部候補エリート」「正規採用専門職」「不安定雇用の労働者」と3分割されているように思います。みんなが幸福で平和な人生が送れるようにするために、国家が存在するのだと思いますが、こうして身分が不安定な人が世の中に多くなれば、必然的に人の心も荒れていくような気がしてなりません。
 かつて、私が若かりし頃、長井北中学校に勤務していたとき穂刈純一校長先生という方がいらっしゃいました。当時、色々なことで叱られてばかりでしたが、校長先生がよくおっしゃっていた「不易流行」という言葉が、今脳裏をよぎります。「改革」という言葉で不易なものを全部捨て去ることは本当に危険なことです。